DIYでリフォーム!業者に頼まず節約は可能か?

リフォーム工事の相場を見てみると思ったより高い。最近はDIYなんかでやってるし、自分でやれば安く済むんじゃない?と多くの人が考えます。

でも、自分でやれるリフォーム工事の範囲は相当狭いです。TVではタレントのヒロミさんがバリバリやっていますが、あの人は元々そういうのをやっていたからできるだけで、ただの素人が真似してもまず後悔します。高くても素直にお金を払っておけば良かったと思うでしょう。

DIYリフォームは、価格を抑えるために選ぶと高確率で後悔します

DIYで節約!素人が可能なリフォームと危険なリフォーム

DIYは自分でやるから工賃がいっさいかかりません。すごく安くなりますが、いざやってみると工賃を払ったほうが良かったと後悔します。

後悔しない例は、

  • 自分だけの家を作るという楽しみがある
  • DIYが好きで仕方がない趣味だという人
  • 見た目が汚くなっても構わないと割り切っている

といった人たちだけで、なおかつ素人がやっても大丈夫な工事だけですね。

そして、手先がそれなりに器用であること。学校の授業の図画工作で1(最低評価)な人はやめておいたほうがいいでしょうね。そんな人がDIYでやろうと思いつくのもレアでしょうが。

また、洋室より和室のほうが難易度は遥かに上がります。和室で使われる工法は工程が複雑だったり技術が必要だからです。最近の洋室は、悪く言えば切り貼りだけでも見た目がどうにかなることがあるからです。

壁紙・塗替えは来客重視じゃないならあり

自分でやるリフォームというと、代表例が壁のリフォームです。

壁紙を張り替えたり、珪藻土や漆喰を塗ったり。塗料の上から塗ったり。

作業内容的には簡単に思えますが、仕上がりを気にするならやめるべきです。手作り感を個性として捉えるならありですが、来客が多くて目を気にするなら手を出すべきではありません。

壁紙の張替えは剥がさずに上から貼ることもできます。塗料も上から可能。珪藻土も上から塗ってしまえます(ただし壁紙の種類・状態による)。

砂壁も工程が増えますがDIYでやる人はいます。ただ素人がやると後でバラバラ落ちやすいという問題はあります。

このように簡易的なリフォームが可能なので、角の仕上げや若干の寸法違いが許容できるなら自分でやってもいいでしょう。珪藻土もあえてムラを出して雰囲気を出すので、下手くそで個性がでますし、子供といっしょにやったら一生の思い出にもなります。

ですから来客が多くて人目を気にするような部屋はDIYしないほうがいいでしょう。それも別に気にしない、ウチの個性を見てもらうというなら大いにありです。この辺りは性格や来客する人の関係性によりますね。

ただ、既に壁の下地が傷んでいる場合は手を出さないほうがいいです。下地処理は素人では難しいからです。

無理に上から貼ったり、下地をむき出しにすると素人の手に負えなくなります。余計に汚くなって後悔するだけなので、下地の腐食や穴、ベコベコになっているなどあればDIYはおすすめできません。

床はDIYには向かない

床材も上から貼る工法ならやれなくもないです。上から貼るようの薄いリフォーム用床材があります。

でもタイルカーペットくらいならまだしも、フローリングとなると難易度が上がります。無理に上から貼ると部屋との段差が生じたり、貼り付けが弱くて後で浮いてきたりと問題が起きやすいのでおすすめできません。

ただ単に畳を入れ替えるのもリフォームというのならそれも可能は可能でしょう。畳表の交換なんかも素人が簡単にできる内容ではないですし、今はそう高くないので専門業者に依頼したほうが良いです。

天井は難しい

天井が塗装で、その塗り替えなら可能でしょう。

でも珪藻土や漆喰などの塗り壁はやめておいたほうがいいです。天井は重力にさらされるため、素人の塗り方だと後でボロボロ落ちてきます。地震などの揺れでバラバラ崩れることもあるため、塗装以外は手を出すべきではないでしょう。

水回りはせいぜいリフォーム用のトイレ交換くらい

水回りは水道の配管工事が必要なので、水漏れリスクを考えると手を出すべきではありません。

そもそも設備の重量とサイズが大きいため、一人ではまず無理です。可能なのはせいぜいトイレくらい。システムキッチンもお風呂もかなりの重量ですよ。無理に運び込むと、取り付け位置に到達するまでに設備や部屋の角が傷だらけになったりします。

リフォーム用のトイレ便器というものがあり、これは床材を剥がさずにそのまま取り付けができます。これなら一人でできなくもないです。

洗面所もサイズが小さければ可能といえば可能ですが、元の洗面化粧台とピッタリでサイズと位置が合わないと壁紙の跡が目立ってしまいます。なので工程が増えてかなり大変です。

また水回りはそのまま取り付けられず、壁を壊して給水配管工事が必要なケースもあります。素人が手を出せるレベルを超えていることが多いでしょう。

部屋の増設は難しい

部屋を区切って増やす工事は、ただ壁を作ればいいだけと考えればDIYで何とかなりそうですよね。

本当に区切るだけでいいならDIYでも可能です。石膏ボードなどをホームセンターで買ってきて固定するだけ。でもこれが結構難しいんです。まずサイズ通りにカットすることが困難。

明らかに後から付けた感で良かったり、もたれかかれないような強度。とりあえず区切りました!程度ならいいかもしれませんが、まっとうな部屋として区切りたいなら手を出すべき工事ではありません。

ドアの新設、交換は想像以上に難しい

内装リフォームで希望が多いのが建具の交換や調整です。

特にドアは経年劣化で締まりにくかったり、ギシギシ音が鳴ったりと気になりますよね。

なんか金具を付けたらいいだけだし、ドアも直接ネットで買えば安いじゃん♪と考える人がいますが、ドアの取り付け交換は結構難しいのです。素人がやるとガタガタが取れない、使っている内に金具がズレてくるなどトラブルが起きます。

最近だとバリアフリー化で3枚引き戸に変えるリフォーム例が増えていますが、これにしてもレールをただ敷くだけでなく、既存の壁を壊さないといけないし、実はかなり大掛かりな仕事になります。

たかがドア、されどドアです。少なくとも玄関のドアをDIYでという人はなかなかいないでしょうが、室内のドアも結構難しいので注意。

DIYリフォームは内装かつワクワクできる人だけにしよう

DIYリフォームは、価格を抑えるためにやるべき手段ではありません。価格費用以外で魅力、メリットを感じている人が選択するべき手段です。

工事の難易度についてズラッと書き並べましたが、やはり内装系(壁紙がメイン)が限界です。経験が多少ある人ならトイレ交換なども可能ですが、かなりの疲労を感じた後にはあまりお得感を感じないでしょう。

内装リフォームをDIYでやる人は多いですが、自分でやって良かった!と思っている人は価格が理由でDIYを選んでいません。自分なりのこだわりがあったり、自分でやる、自分だけの家というワクワク感と共に工事した人達です。

仮に仕上がりが下手で波打っていたり、端がめくれ上がっていても気になりませんよね。こういう気持ちなら。

でも費用を抑えたいと思ってDIYをすると、どうしても細かなミスに目がいって気になります。「味」と思って見れないのです。

DIYで後悔する人は、何を思ったのかプロの職人がやったのとあまり変わらない仕上がりを期待しています。プロ施工より劣るのは自覚しているものの、そこまで酷くならないと思っているようです。

でも、たかが壁紙貼りでも、微細なズレや剥がれは後でめちゃくちゃ気になります。悪徳リフォームに引っかかった人なんて、毎日このミスが気になって精神的におかしくなる人もいるくらいです。

悪徳リフォームもいるのなら自分でやったほうがマシという人もいますが、そもそも壁紙リフォームはリフォーム工事全体でも一番安い工事部類です。出費を抑えるためのDIYは、内装であっても全くおすすめできないのです。

田舎の一軒家や小さなお子さんが多い家庭はDIY向き

なんだかDIYを全否定しているように読めるかもしれませんが、DIYにはDIYにしかないメリットもあります。それを理解している人には勧めています。でもイメージだけで、まさしくTVや雑誌のDIY特集だけで気軽に考えている人が多いための警告です。

こんな家庭にはDIYが良いよ!

というのは、田舎の一軒家だったり、小さなお子さんが多い家庭です。

都会の一軒家は複雑で内装工事もしづらい

田舎の一軒家の場合、まず都会より工事が圧倒的にしやすいです。物を広げるスペースもありますし、塗料や工事の音などで隣近所に迷惑をかけることがありません。都会だと素人工事は長引くので隣近所との関係性に注意が必要です。

また田舎の一軒家は当然都会の家より広くてやすいです。都会の家は狭い土地に効率よく、できるだけ住みやすく、逆に無理やり建てる、設計するということが多くなります。そのため、内部の壁が複雑になっていたり、キッチンやお風呂などの設備搬入もサイズに限度が生じます。

一方、田舎の一軒家はスペースに余裕があるため、内部構造に複雑さや無理があまりありません。

壁紙を張り替えるにしても、都会の家だと角が多くて端の処理レベルがかなり高くなります。そのため素人の些細なミスもかなり目立ってしまいます。でも田舎の一軒家だと比較的工事しやすいのです。

都会の狭い一軒家だと、一箇所DIYをして失敗すると、もう後戻りできなくなります。でも田舎の一軒家なら、一部屋をある意味実験台にできます。まずはメイン以外の部屋からやってみるという試みができ、もしダメならダメでやめればいいし、ダメでもそれはそれで味として残しても気になりません。でも都会の狭い部屋だとモロに目立ってしまうんですよね。

小さなお子さんが多いならDIYメリットが大きい

小さなお子さんが多いなら、家への愛着心を持ってもらういいチャンスです。

これも壁になります。クロスより塗り壁。珪藻土の壁にするのがおすすめです。

珪藻土は漆喰より塗りやすく、また味も出しやすいためDIY向きです。湿気コントロール機能も高いので生活面向上にも適しています。

お子さん自身に壁を塗らせてみましょう。子どもは自分がリフォームした壁を毎日見て成長していきます。ただの箱だった家が、自分の帰ってくるべき家という思いが強くなります。

さすがにお風呂やキッチンなどのリフォームはプロ業者に任せるべきですが、内装に関してはあえて子どもの表現力に任せてみるというのはありですね。

子どもが壁紙を破ったり落書きすると困りますが、最初から壁を子どもに塗らせるとこういったイタズラはしなくなります。

より家庭を大事にするいいお子さんに成長します。どのみち子どもが多いと内装がすぐに痛んでしまう家庭が多いので、それなら子供と一緒にDIYというのは家族愛も高まりメリットが大ですね。