悪いリフォーム業者の特徴と見分け方4つ~見積もり時点で見極める!

リフォームというと詐欺、仕上がり不備などトラブルが多いイメージだと思います。

でもこれは、依頼する人が少し知っているだけで避けられる業者も多いです。私からすると「なんでこんな業者に頼むの?」というケースも多いです。

リフォームのことは分からない。難しい。業者さんの言うことが間違っているか分からない。良くしてくれるって言っているし…という期待は捨てましょう。リフォーム後に何年住み続けるのか考えてみてください。2,3年の我慢で済む話じゃないですよね?

悪いリフォーム業者の大半は見積もりの段階でハッキリと分かります!

見分け方1~やたら契約を急ぐリフォーム業者

リフォーム工事業者で信用がおけないのは、とにかく契約を急ぐ業者です。これは危ないです。

なぜかというと、リフォーム工事に限らず、建築関係は一度契約してしまうとその業者をなかなか変えられないからです。

工事というのは契約することで実際に施工がスタートします。でも工事内容がおかしい、希望と違うと気づくのはかなり完成した状態か完成後の話です。そこで問題が発覚してクレームを入れても、業者が対応してくれないとどうしようもないのです。じゃあ業者を変えるかと言っても、結局はゼロからやり直しになるため二重の費用が発生します。

これが新築工事だったら、業者に急かされても急いで契約することなんてないですよね?新築を急いで作る必要なんて普通はないのですから。

でもリフォームだとどうでしょうか?

まず工事金額が数十万円程度からなので、新築工事の何千万円よりお手軽です。

そして古い状態や問題が生じている家からなるべく早く脱却、改善したいですよね。

この2つが心理状態にあるため、リフォーム工事は業者の急がせるうまい口車に乗せられやすいのです。

一度契約してしまえば業者の勝ちです。

リフォーム工事でトラブルが多い事例は訪問販売ですが、これこそこの契約すれば勝ちというスタイル。突然の訪問で判断する時間を与えないのです。

  • かなり屋根が傷んでいる。このままじゃ近い内に住めなくなる
  • 今なら半額でできます。あと一人くらいまでなので、今お断りになると従来の金額です
  • どのみちリフォームは必要です。早い内にやるのが賢いです

とか何とか言って、まあ100万円くらいなら……とその場で契約してしまいます。これが新築なら金額も大きいし、どんな家にしようかって考えるのでありえませんが、古い部分を新しくするリフォーム工事の場合、特に希望がないという人も多いので何となく契約してしまいがちなんです。

で、契約さえしてしまえば、後は追加工事の追加請求に手抜き工事などが発生してしまうというわけです。

訪問販売のリフォーム業者が全部ダメなわけではありません。ただ、いきなりその家に住めなくなるようなことは地震や火事でもない限り起きませんし、1年後にやっても損得はほぼありません。

リフォーム契約を急ぐというのは、工事業者にしかメリットがないのです。

見分け方2~最初から or 交渉で値引き幅が大きすぎる業者

いっぱい値引きしてもらえたから嬉しい!となりますが、元から大きく値引きするだけのマージンを持っていただけということはよくあります。

これならまだいいです。リフォーム業界以外でもよくある商売上のテクニックです。

問題なのは、それが無理な値引きである場合です。

リフォーム工事に限らず建築工事は依頼した先の業者が全て施工することは稀です。トイレの交換などの局所的なリフォームなら一社で行うことはありますが、それなりの規模でリフォームする場合は、元請けがあって下請けがあります。

依頼した先が元請けで、その業者が下請けの工務店や職人に仕事を回します。実際に工事するのは下請けの人たちです。ゼネコンの鹿島建設や清水建設、竹中工務店なども自分のところで工事をしているわけではないのです。

リフォーム工事費用を支払った先の業者が、その業者分の売上を引いて、残りを下請けに回します。

でも、相見積もりで価格競争を意識し、本当なら無理な金額で受注したとします。ウチは他者より20%安くしますなど。

この場合、元請けの業者がその無理な値引き分を全て引き受けていたら問題ありません。でも下請けに負担させていたらどうでしょうか?

普段やっている工務店や職人は、それじゃやってられないと断るかも。断られたら別の下請けを探す必要がありますが、いわゆる三流の腕だったり、トラブルをよく起こすような業者だと安くても受けてくれるところがあるため、そういったところがリフォーム工事をする結果になることもあります。

仮に今までのちゃんとした下請け業者が工事するとしても、いつもより収入が少ない仕事だと、普通はやる気の面で影響が出ますよね。ちゃんとやってはくれるでしょうが、身の入らない仕事になっている可能性もあります。

そもそも、リフォーム工事費用は適正相場で見積もりを出している限り、値下げできてもほんの僅かです。

工事費用が500万円以上で10%OFFというのは通常ない値引き範囲。この場合50万円の値引きになりますが、この値引き対象が工事費用の場合は不安になりますね。

もし値引き対象が設備費用の金額ならまだ分かります。でも工事費用がここまで大きく下がる場合、大きな値下げは工事品質に影響を及ぼす可能性があると考えたほうが良いでしょう。

見分け方3~リフォームの営業担当者がその場で見積もる業者

訪問販売で多いですが、営業担当マンがその場で適切なリフォーム工事費用を見積もることはできません。目安は提示できますが、契約に至るまでの見積もりはその場で出せないはずです。

トイレ交換のようなシンプルなリフォームなら可能です。でもそれなりの規模のリフォームで、パッと見ただけで適正な見積もりを出すのは困難です。

そんな見積もりで「まあ、こんな金額でできるの?じゃあ依頼するわ!」と契約。いざ工事が始まると現場から「これじゃダメだ」と追加工事内容が次々と上がってくることに。もちろん追加工事費用がどんどんかさみます。

しかし、リフォーム工事は一度依頼した業者から他の業者に変えるということが事実上できません。工事は準備、資材の発注など契約後からお金が動き出します。そのためキャンセルしても全額が返ってくることはありません。

このため悪く言えば、契約さえしてしまえば金のなる木になりうるというわけです。お年寄りの一戸建てでリフォーム詐欺にやられるパターンがこれです。小さなリフォーム工事を受けて、そこから必要のない工事をじゃんじゃん追加契約させる手法です。

「これでどうですか?お安いですよ?」と営業担当者が契約をその場で求めるような勧誘は、その金額でまず収まらないと思っておいたほうがいいでしょう。

見分け方4~相見積もりで極端に安いリフォーム業者

悪いリフォーム業者の共通点というのは、腕の良し悪しを除けばほとんどが「契約」を結ぶことに固執しているのが分かると思います。

だから見積もりで極端に安い価格を出す業者も危ない可能性があります。

相見積もりで明らかに安い価格のところがあれば、一般素人はどうしてもそこと契約しがち。でも、いざ工事が始まったら追加工事、追加工事となって、他者より高くついて損をするケースが多くあります。

他の見積もりがボッタクリ、極端に安い業者が適正良心価格ということもあるので、安い業者が一概にダメというわけではありません。ここは注意。

特に工事項目が少ない、工事費用が極端に安くて、他者と明らかに違う場合、絶対に必要となる工事種類を見積書に書いていない、省いて見積もりを出しているケースがあります。

こうすることで、他者より見積もり総額費用を安くできるからです。相見積もりで優位に立てるため、契約を取りやすくなります。

でも、結局は必要な工事なので、工事開始後に何とか理由をつけて追加工事費用を請求されます。素人だとそういうものだと疑わない人も多く、結局は相見積もりで高かくて依頼しなかった業者の金額より、総支払費用が上回ってしまったということがよくあります。

良心的で良いリフォーム業者はこういうことをしません。追加工事の可能性があるなら、契約の時点でその可能性に触れます。追加工事自体はリフォームではよく起こることで詐欺とかではありません。

家の状態は工事をしてみないと見えない部分があるから仕方がないのです。特に床や壁を剥がしたら「うわー……」ということがよくあります。

良いリフォーム業者は追加工事の可能性について提示の他、工事内容についても仕上がりや耐久性に影響がある工程を省きません。悪い業者はここを正直に見積もりすると他者に価格負けするため隠してしまうのです。